食事制限や有酸素運動は継続している間は体重が減っていきますが、もとのお食事や有酸素運動をやめたところからまた以前の体型、体重に戻っていきます。

運動を行わずに食事制限を行う場合、現在摂取しているカロリーからある程度削る必要があるため、空腹感を強く感じるケースが多いです。

有酸素運動も季節によっては継続が難しい場合もあります。

ウエイトトレーニングなどと比較して、カロリー消費の高い有酸素運動ですが、1時間で消費出来るのは約400kcal(強度によります)と、カロリー消費を目的とするならお食事制限の方が効率が良いといえます。

また、比較的長時間の有酸素運動ではボディシェイプを変える速筋繊維は鍛えられず、メリハリのある体型にはなりにくいといえます。

ウエイトトレーニングを行い、筋肉を付けながら緩やかに食習慣の改善をした場合、代謝が上がり食べても太りにくく、食事制限だけ、有酸素運動だけのダイエットよりもリバウンドしにくい体質になります。

特に女性は男性と比較すると圧倒的に筋肉量が少なく、基礎代謝量が低い為に食べると太りやすい傾向にあります。

ウエイトトレーニングダイエットの大きな特徴はボディシェイプにメリハリを出せることで、その点は食事制限だけ、有酸素運動だけのダイエットと大きく異なります。

骨格も重要な要素ではありますが、人の体のアウトラインを形成するのは体脂肪や筋肉がメインです。

体脂肪の多い体のアウトラインは引き締まっては見えず、全体的にボテっとした印象のボディラインになりがちです。

 

出るところは出て、引き締まるところは引き締まるような一般的に言われる女性らしいキレイなボディラインを出せるのは骨格でも体脂肪でもなく筋肉だけです。

運動のご経験がない女性の方で初回カウンセリングにみえた段階で、筋肉が付きやすいと感じている方は意外に多いです。

 

しかし、実際には体脂肪が少なくてすじ張って見えているケースがほとんどです。

 

また、以前麻布十番の他のパーソナルジムでトレーニングした際に、腕や脚が太くなってしまった、なども良く伺う内容ですが、トレーニングが終わった直後はパンプアップという生理現象が起き、一時的に筋肉に水分が集中して張り感がでる為、筋肉が付き過ぎてしまったと勘違いされるようです。

 

トレーニング後の筋肉痛も、張り感が残る場合がある為、それも誤解される原因のひとつです。

筋肉トレーニングというと、ボディビルダーやフィジーカーの様な究極の体型を連想しがちです。

彼らの様な体型は一般の方の目標ではないケースがほとんどですので、筋肉が付き過ぎてしまう事を恐れる心理はわからなくもありませんが、お食事法やマクロ栄養素を気にせず、比較的軽めの負荷で週1回から2回の1時間前後のトレーニングであのレベルに到達する事は不可能と断言できます。

 

万が一本当に付きすぎてしまった場合、その部位に日常では掛からないような負荷を掛けるの２週間もやめれば、張り感があった部位はパンプしなくなり元のサイズに戻っていきます。

入院してギプスを外した箇所が細くなっているのと同じような理屈です。

 

しかし、それでも数回の自重に近いトレーニングであっても筋肉が付きすぎてしまうとお感じになる場合は、精神衛生上好ましい事ではありません。

ほっそりとした体型を目指し、筋肉は絶対に付けたくないのであれば、ウエイトトレーニングは選択肢から外されることも検討してみてください。

 

ボディメイキングボッスではお一人お一人の理想の体型を尊重します。

コンテストなど、審査基準に沿った競技でも無い限り、正しい美しい体型、間違った体型などはありません。

拒食や著しく健康を害す恐れのあるトレーニング方法やダイエットは絶対的に間違っていますが、会員様のなりたい体型への近道のアドバイスをすることはあっても、トレーナーの価値観を押し付ける事はありません。

 どんな事でもお気軽にご相談ください。