脚のワークアウトのメイン動作の1つは膝の曲げ伸ばしです。

日常でも当たり前の様に行う動作ではありますが、ただ何と無く行うと大抵の方は母指球に重心が乗りませんか？　　

特に女性に多い印象ですが、初回カウンセリングの際に他のパーソナルジムでお尻と腿裏をトレーニングしていたはずなのに、腿の前ばかり発達している、とご相談を頂くことがあります。

好みにもよりますが、一般的に腿の前、大腿四頭筋をつけすぎてしまうとゴツゴツした印象になる為、女性にはあまり受けが良くありません。

美脚を目指すなら闇雲にトレーニングを行うのではなく、いくつかポイントを抑える必要があります。

スクワットを行っても腿の前ばかりに効く感覚がある場合は、もしかしたら正しい踏み圧を意識出来ていないのかもしれません。

理想はトライポッドフッドと呼ばれる足裏の3点A.母指球、B.小指球、C.踵)に均等に重心をかける意識を持つ事で、ミッドフッドと呼ばれる土踏まずのアーチの頂点付近に重心の軸が出来、お尻やハムストリングスにも刺激が入る感覚がわかる様になります。

どこか1点で支えてしまうと軸がミッドフッドから外れ、不安定になる為、関節に余計な負担がかかり、同じ負荷でトレーニングしていても体感的にも重く感じます。

解決方法のひとつが小指球を意識して踏むようにする事です。

重心が母指球に乗り過ぎていると前のめりの姿勢となり、腿の前部に負荷が乗りやすくなりますが、小指球を意識すると踵にも分散出来、軸が理想の位置であるミッドフッドに乗ります。

母指球が浮いてしまうほどの意識は不要です。

シンプルな策ですが意外と奏功する事が多いように思います。

2つ目はゴムチューブに軽くテンションを掛けた状態で、左右の踵で踏みます。

踵が床から離れないよう、トライポッドフッドに均等に踏み圧を入れる意識が高まります。

足裏は感覚受容器が発達しており、青竹踏みやマッサージボールなどで刺激すると踏圧がより意識でき、バランスがとりやすくなります。