理想の体型に最短で近づくには食習慣の改善が必須
トレーニングの効果を最大限ボディシェイプに反映させるためには、ダイエット・筋量アップなど、目的問わずお食事の管理が必須です。
以下は当施設で指導している食習慣の改善方法についてのごくごく基本的な内容のほんの一部分です。
具体的に何をどのようにしたら良いかなど、より詳しいお話はトレーニングを行いながらアドバイスさせて頂いております。
どこまでのレベルを望まれるかにもよりますが、一般の方のシェイプアップは継続のできない無理な方法を行うべきではありません。
しかし、お食事を全く変えなければ期待されるような効果は得られにくくなります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、まずは出来る範囲から徐々に始められると良いでしょう。
ダイエットのお食事の大原則は 摂取カロリー<消費カロリー です。
この方法が100%絶対的に正しく他の方法はすべて間違い、というお食事法はありません。
栄養学的見地から明らかに間違いといえる方法もしばしば見受けられますが、ダイエットのお食事にはいろいろな方法があり、個人個人で合う合わないといった問題もあるため、一概にどの方法が正しいと言い切れる性質のものではありません。
しかし、摂取カロリー<消費カロリーは大原則です。
摂取カロリーが少なければ体重は減りますが、やみくもにお食事を抜くような減量方法は危険です。
体重を減らすだけなら極端な摂取カロリーの削減や長時間の有酸素運動などで可能です。
短期間で急激にに体重を落とすと、もちろん体は細くなり、洋服のサイズもダウンしてダイエットが成功しているような気になりますが、長期間継続すると筋肉も落ち、ただやせ細るだけのメリハリの無い体となります。
筋肉は日常生活を送るだけでもエネルギーを大量に消費します。
筋肉を減らしてしまうと代謝が下がるため、食べると太りやすい体となり、リバウンドのリスクを高めます。
やみくもにお食事を抜くような減量方法で体重を落としても、そのような食習慣をずっと継続することは不可能です。
いずれはお食事の質や量は元の水準に戻るでしょう。
極度に筋肉を落とし、代謝が下がった状態で減量前と同じお食事をすれば、以前よりも更に体脂肪を蓄えやすくなります。
一概には言えませんが、筋肉を落とさず(代謝を落とさず)に減量するのであれば1か月に3kgくらいまでに留めるのが無難です。
それ以上のペースだと体脂肪で体重が減少しているのではなく、筋肉を落として体重を落としてしまうことになりかねません。
【筋肉があれば】
【筋肉が少なければ】
減量中、体重のモニタリングはもちろん重要ですが、体重の減少が目的とならないよう注意が必要で、ボディメイキングボックスではまず、体重や体脂肪率(家庭用の最新・最高級のものでも正確でないことがあるため)を減らすことよりも見た目のボディラインを優先すべきと考えています。
以上の理由から、基本的に短期間での急激なダイエットはお勧めいたしませんが、どうしてもいついつまでに間に合わせたい、ような特別な理由がある方はお気軽にご相談ください。
筋肉の量を落とさず体脂肪を増やさないお食事をこころがけます。
まずはたんぱく質、脂質、炭水化物の三大栄養素を理解し、ご自身の基礎代謝量、体重が増えも減りもしない目安の摂取カロリー、減量に適した目安のカロリーを理解することから始めていきます。
三大栄養素のそれぞれのカロリーは、たんぱく質は1gあたり4kcal、脂質は9kcal、炭水化物(食物繊維と糖質)1g4kcalです。
カロリーを減らすにはたんぱく質、炭水化物の倍以上のカロリーを有する脂質を減らすことが近道ですが、こちらもやはりやみくもに減らせばよいというものではありません。長くなってしまいますのでこちらでの解説は省略します。
もちろん個人差がありますので、人によっては一気に環境を変えた方が順調に進む場合もありますが、多くの方にとって環境を一気に変えるのは挫折の元です。
以上をおさえたうえで、何をどのくらい、どのタイミングで摂取したら良いか、などを学び、日常で無理なく取り入れらるものから着手し、徐々にお食事の習慣を改善していきます。
お食事を摂ると血糖値が上昇します。
インスリンは上がった血糖値を下げながら栄養素を筋肉に取り込むように働きますが、それと同時に脂肪を増やす作用もあるため、そこが悩みどころです。
インスリンは脂肪を合成する酵素の働きを助け、脂肪を分解する酵素の働きを妨害するため、多く分泌されると体脂肪が合成されやすく、同時に分解されにくいという状況になるのですが、分泌のタイミングさえ間違えなければダイエットにも非常に有用なホルモンです。
また、筋肉の量が多ければ多ければ多いほど、日常においてもインスリンは筋肉に優先的にはたらくようになります。
逆に筋肉が少ない方は、脂肪にインスリンが働く割合が高くなるということも言えます。
ウエイトトレーニングがリバウンドしにくい、食べても太りにくいダイエットといわれるのはこのような理屈からです。
消費カロリー>摂取カロリーはもっとも重要なダイエットの原則ですが、長期間カロリーを抑え、カタボリックな状態が続くと、生命維持の体の防衛反応として少ない摂取エネルギー量でも体が対応できるように変化していくので消費エネルギーが減って(代謝が落ちて)いきます。
そうなると体重が変動しない、いわゆる停滞期になります。
そこで、プロテインなどのサプリメントです。
以前はプロテイン=筋肉増強剤、のような都市伝説レベルの誤った情報があふれ、不味くて高価なものばかりでしたが、最近では味も種類豊富で美味しく、安価なものもたくさんあります。
女性の方がプロテインを飲んでムキムキになってしまうようなこともあり得ませんのでご安心ください。
食品でたんぱく質を摂取するよりも経済的で、余剰なカロリーの摂取も抑えられるので、もし抵抗がなければお勧めです。
ここでは痩せ型の方のためのお食事についての基本的な考え方などについてご説明させていただきます。
一般的に体重X2gや除脂肪体重X2gなどとされますが、痩せ型の方であれば体重X2gを目安に摂取されると良いです。
たんぱく質は筋肉の形成に必須の栄養素で、筋肉をつくる材料に当たります。
できる限り1日の推奨摂取量を摂るよう心がけてください。
また、痩せ型の方はお食事の量を召し上がれない場合が多いです。
まずは体重が増えも減りもしない目安のカロリーを知り、1日の総摂取が下回らないようにする必要があります。
お食事の量を召し上がれない方でも徐々に量を増やしていけば、少しずつ食べれるようになるものです。
お食事が変わり、トレーニングの強度をあげられるようになってくると痩せ型で、本当に筋肉が付くのかな?と思うような体型の方でも劇的に体型が変わります。